発達障害というセンスのない言葉

「忘れ物が多い」
「会話が苦手」
「癇癪」
「暴言や暴力」
「こだわりが強い」
これらは近年、よく聞く
「発達障害」や「グレーゾーン」の
よくある特徴だそうです。
これ、過去の私…
全て当てはまるんですけど!
忘れ物と、こだわりは現役ですよ。

今日のオススメ本!
■特別支援学校の先生が教える
 発達障害&グレーゾーンの子どもの才能を伸ばす育て方
■まてぃだ せつこ (著)
■三笠書房 (2023/3/25)

著者のまてぃださんは
特別支援学校教諭として20年間勤務。

知的障害、発達障害
(自閉スペクトラム症、ADHD、
学習障害、吃音症など)、
ダウン症候群、肢体不自由など、
様々な障害のある生徒
1300名あまりと関わってきたそうです。

でも自分の子供なら
冷静ではいられないはず…
と思いきや、ご自身の娘さんが
自閉スペクトラム症、吃音症。

長年の不登校から一人で悩むことも多く、
「あの時、こんなアドバイスがあったら。
 こんな話が聞けていたら」という思いから、
自身の子育てや教員経験で得たノウハウを
広く伝えたいと独立されたそうです。

本著を読めば読むほど、
だから自分は生きにくかったのか…と
救われるような気持ちになりました。

P.74から引用
・別のことを考えていたら、
 話が他の話題になっていた
(気が散りやすい)
・言葉の意味がわからない
 (まわりくどい言い方、たとえ話がわかりにくい)
・なんか今、変な空気が流れたような?
 いったい何?(空気が読めない)

これ自分だけなのかなってずっと思っていました。
でも経営者って、こんな人ばっかりですよね(笑)
言い方はあれですが仕事が好きな、社会不適合者ばかり。
(正確に言うと一般企業で勤務は合わない)

P.86
発達障害のお子さんは、
先を見通すことが苦手で、
「明日の準備をしようと思っていたのに、
 好きなプラモデルが目に入って、
 そのまま遊んじゃったの」と、
過集中になったり、やりたくないことは
後まわしにするなど、
時間配分がうまくいかないことがあります。

これも、めちゃくちゃある。
いまだに…
特にやるべきことが溜まっている場合は
ノートに頭の中のゴチャゴチャを書き出さないと
使い物にならなくなってしまいます。

でも、これって本当に障害なんでしょうか?
程度は色々ありますが…

エジソンやアインシュタイン、
スティーブ・ジョブズのような
歴史を変えた人物は
周囲の人達が病むレベルで
かなりぶっ飛んでいたそうです。
でも、いつの世も予定調和をぶち壊し
イノベーションを起こす人は
普通の人ではない。

「忘れ物が多い」
→覚えることではなく、考えることに
 頭を使っている
「会話が苦手」
→一人の世界に没入できる
「癇癪」
→何かをしたい、伝えたい気持ちが強い
「暴言や暴力」
→瞬発的に何かを変えようと行動する。
 ※やっちゃダメだけど
「こだわりが強い」
→人には到達できないレベルまでいける
「発達障害」という言葉自体が
センスが悪い。

ただの「特性」や
「才能の個性」ではないのでしょうか。
ちなみに私の場合は、たまたま本や
人との出会いで何とか社会生活を
送れるようになりました。

でも、運の要素もあります。
発達障害やグレーゾーンの人たちが
生きやすくなるためには
「知識」と「環境」が大切だと思います。
行き着くところは「教育」ですよね。

P.94
しかし、大人が友達がいないことを
「普通じゃない、かわいそう」と思うことで、
子どもたちは「友達のいない自分はだめ」と
自己否定をしてしまうこともあると思います。

これも長年、苦しんでいました。
私も学生時代は
「なんで話したくもないやつと
 話さないといけないんだと」思い
あえて嫌われるようなことを言って
人間関係を破綻させるようなことも。

比喩でも謙遜でもなく
マジで友達いませんでした。
本著のような知識が世の中に広まると
生きにくい人が生きやすいどころか
才能を最も輝かせる場所が見つかるのでは、
と希望をもらえる1冊です。

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