こんにちは。
withコロナを生きる、心と身体の整え方
野上浩一郎です。
売れない営業スタイル
連載している「正論さんの観察」
正論さん急増中!~自分の正しさで人を攻撃する人~
当院、たまに飛び込み営業マンが来られる事があります。
あちらも仕事なので、丁寧に対応しつつも人間観察。
そして、「この人は売れないだろうなー」と思う事があります。
そんな正論さんの営業スタイルがこちら。
商品は関係ない
正論さんが「商品を顧客に売るという結果」を目指す事は確かに正論。
しかし、買う側には全く関係ない事です。
どんなに魅力的な商品でも
「あなたから買いたくない」と思われてしまえば
商品が何であろうと、その後のプレゼンが完璧でも
全く売れなくなってしまうのです。
それは分かるんだけど…
開業して間もない頃です。
診療中に営業マンが来てマシンガントークで
治療院には不必要な巨大な業務用プリンターの魅力を伝えてきます。
丁寧にお断りすると、ハッとした表情で上を見て
「ここ他の蛍光灯と色違いますよね!」
突然、テンションが上がり
「2020年から蛍光灯が販売、輸入も中止になって○△×□…」
蛍光灯を全部LEDに変えた方が良いとのこと。
まあまあ、確かに
・院内の照明の色を揃えた方が良い
・LEDの方が節約できる
・蛍光灯は購入出来なくなる
という正論は分かりますよ。
話が長いし、患者さんお待たせしてるし
私がミッフィーちゃんのように無表情になっていると
「あれ、LED興味ありませんか?」
違います。「あなた」に興味がないのです。
塩を撒いて追い払ってやりた
丁重にお断りをして帰って頂きました。
あなたから買いたい
商品が魅力的な事は大切ですが
「あなたから買いたい」と購入を
決めることが多いのではないでしょうか。
私は資産運用を一任している
仲が良い、超売れっ子の保険営業女子がいますが
商品の説明とか私あまり聞いてないですよ。→それはそれで問題
彼女は何をしたら自分のお客さんが喜ぶか
貢献出来るかばかり考えています。
話をしていても常に
「どうしたらお客さんもっと喜ばせられるやろなー」
と考えている事がビリビリ伝わってくるのです。
多くの仕事には営業的要素があります
上手く行かない時は自分が世論さんになっていないかと考えることで
顧客視点も考えられるのではないでしょうか。
「全然、売れない」、または「無理やり売りつける、そして二度と買ってもらえない」よりも
クライアントを喜ばせて「売ってくれてありがとう!」と
思ってもらえるコミュニケーションを目指したいですね。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。