こんにちは。
withコロナを生きる、心と身体の整え方
野上浩一郎です。
今日のオススメ書籍
■精神科医が教える病気を治す 感情コントロール術
■著:樺沢紫苑
■あさ出版 (2021/4/18)
著者の樺沢先生は「日本人の自殺やうつ病を減らしたい」という
ビジョンのもと、書籍やインターネットでの情報発信を主体に、
「メンタル疾患の予防の」活動を行われています。
「メンタル疾患」
それは特別な病気ではなく
その時の「環境」「周囲の人」「出来事」のタイミング次第で
誰にでも起こりうるものだと私は考えます。
私は20代後半にブラック企業に就職。
後から入ったにも関わらず分院長になったことで
職場で陰湿なイジメに遭い
メンタル疾患の一歩手前になったことがあります。
最もコンディションが悪かった時の私の状態は
・何の仕事をしてもミスしてしまう。
→保険証の数字を何回確認しても間違えてしまう等。
・日常生活に支障があるレベルの物忘れ。
→鍵を玄関に差したまま、出かけること多数。
・「あれ、蛍光灯が切れている」と上を向いたら
切れていない。ということを1日に何度も繰り返す。
体重はどんどん減っていき、
めまいや吐気で立ち上がれなくなることもありました。
「一歩手前」というか心療内科に行ったら
診断名を出されていたかもしれません。
当時、そのような状況を
臨床心理士の学生時代の先輩に話したところ
「それ、かなりやばいぞ…」と心配されました。
しかし、体育会系かつ意識高い系だった私は
「自分がこれぐらいのことで病む訳がない」と思っていました。
必死に「これは成長するチャンスだ」と言い聞かせ
自己啓発書やポジティブ本を読んで自分を鼓舞していました。
また、誰かに相談したところで
現状が変わる訳ではないと一人で頑張ろうとしていました。
本著を読んで驚いたことは
「病気が治る人」と「病気が治らない人」の違い
当時の私は「治らない人」と完全に一致していたのです。
1日中、負の感情に頭が支配されて
心と身体が疲弊。
同時に食事、運動、睡眠のすべての生活が
不規則になっていました。
・仕事の遅れを取り戻すために深夜まで残業、休日出勤。
・何かをする気力がなく、ネットサーフィンで夜更しをして睡眠不足。
・周りが全員、敵に見えて誰にも心を開かず本音を話さない。
しかし、この状況から何をやって抜け出して良いかが分からない。
————————————————
P.26
これらはすべて、「あなたの行動」です。
あなたの「人格」や「人間性」に
問題があったわけではないのです。
つまり、正すべきは、「あなたの行動」です。
今から、あなたの生活習慣の無理や
ゆがみを正して、規則正しい健康的な
生活習慣に改めればいいだけです。
自分自身を責め、自分の精神を自分で痛めつける。
そんなことを頑張っても、何の解決にも
つながりません。
それどころか、間違いなく病気を悪化させます。
あなたがすべきことは、自分を「責める」ことではなく、
自分を「赦す」ことです。
————————————————
本著を読んで分かったことは
メンタルが落ちている時の
思考パターン、行動パターン、生活パターンは
ほぼ皆が共通しているのです。
これを知ることは、かなり救いになるのではないでしょうか。
また、短期でメンタルの不調を整えたり、
考え方を変えたり、性格を変えたりすることは難しいです。
しかし、ちょっとした行動や生活を
限りなく低いハードル、かつスモールステップで
変えていくことは可能です。
無理のある自己啓発やポジティブ論ではなく
まずは土台である身体と生活を整えた結果、
少しずつメンタルが回復するのです。
先程の話の続きをすると
私は上記のように仕事が全くできなくなり
8ヶ月程で分院長を降ろされることに。
同時に、いじめはなくなりました。
その後は次に分院長になった人達、
2名がメンタル疾患になり1名は入院。
「この職場にいたらやばい」と私は退職を選択しました。
ちなみにその会社は整骨院2院、エステサロン6店舗ありましたが
現在は全て廃業、倒産しています。
次の職場では人間関係に恵まれて
少しずつ心と身体が回復していきました。
1年以上の人間不信リハビリ期間を要しましたが…
当時の一人で悩んでいた私に本著を渡したいです。
メンタル疾患に悩む人はもちろんですが…
「頑張っているのに辛い現状から抜け出せない」
「ストレスの逃し方を知りたい」
「心と身体の不調を調えたい」
このような人たちに届いて欲しい内容です。
———————————————————-
facebook
野上 浩一郎
Instagram
産後ダイエット@コウ先生
産後ママダイエットブログ
『90日間骨盤リセットプログラム』野上 浩一郎のブログ
twitter
コウ@治療家・産後ママダイエットコーチ