正論さんの観察~エピソード1.誰もが正論さんになる可能性がある~

こんにちは。
withコロナを生きる、心と身体の整え方
野上浩一郎です。
ブログタイトル変えました!

誰もが正論さんになる可能性がある

昨日書いた正論さんの話。
正論さん急増中!~自分の正しさで人を攻撃する人~

考えておいた方が良いことは
「こんなやばい奴いるいる!」だけではなく
誰もが正論さんの要素を持っており
正論さんになる可能性があるのです。

そもそも、正しさとはとても曖昧なものです。
世の中の法律や、規則、モラル
個人の価値観や信念、美学
様々な複雑な要素が絡み合って出来ており
TPO(時と場所と場合)によっても変わります。

その、お互いの正しさが衝突した時に
多くのトラブルが起こります。

お互いの正論をぶつけ合うと?

例えば夫婦関係
患者さんからもよく聞く話。

妻から夫に対して
「私は1日家事と育児を頑張っているのに
 なんで、あなたは帰ってスマホゲームやってるの?」

夫から妻に対して
「朝から仕事で疲れているんだから
 家にいる時ぐらい、ゆっくりさせてくれよ。」

お互いの正論があるのでしょうが、言い方次第で大炎上。
この時の言葉がけ一つで
コミュニケーションは大きく変わります。

「アイ・メッセージ」と「ユー・メッセージ」

こういう時に有効な心理学で使われる
「アイ・メッセージ」と「ユーメッセージ」という考え方。

先に炎上しがちな「ユー・メッセージ」から紹介。
ユー(You)なので「あなたは○○」
「あなたは何で○○してくれないの?」
「あなたは本当に〇〇だよね」
「あなたは○○を全然分かってくれない」

言われている方は責められている感があるので
感情的になって反撃される確率高め。

ちなみに…
must(しなければならない)
should(すべきである)
を加えるとさらに火力が増しますよ

それに対してソフトな「アイ・メッセージ」
アイ(I)なので「私は○○」
「私は○○してくれると嬉しいな」
「私は○○だと寂しいな」
「私は○○って感じたんだ」

印象が柔らかくなるだけではく
本人の感情、気持ちが伝わりやすいです

お互いの正論だけではなく
「家族の時間を楽しく過ごす」等
二人のゴールを決める事でコミュニケーションは
変わってくるのではないでしょうか。

正論さんは人に厳しい

誰しもが持っている正論。
逆に誰も全く持っていないと
世の中クチャクチャになってしまいますよね。

しかし、それが過剰な「正論さん」になってしまうと人を裁きがち
人間関係が上手くいきません。

正論って多くの場合は本当の事だったりするので
相手が直撃しやすく傷付きやすいもの。

自分が感情的になった時は「正論さん」になっていないか
意識してみても良いかもしれませんね。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

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