「女子大生、オナホを売る。」極めて潔い戦略

起業あるある。
多くの人が「やりたいこと」で
起業や新規事業を立ち上げようとします。
それが、たまたま世の中のニーズと
合致していたら良いのですが
多くの場合はズレがあるのです。
その結果「こんなはずでは…」
となってしまう。
エッヂの効いたタイトル。
しかし、今年読んだビジネス書NO.1かも。
今日のオススメ本!
■女子大生、オナホを売る。
■神山 理子(リコピン) (著)
■実業之日本社 (2023/4/27)
著者の特筆すべきところは
P.17
当時の私は、エロがめちゃくちゃ苦手でした。
エロワードを聞くだけで吐き気がするし、
AVを見ると動悸がするくらい、
エロに耐性がありませんでした。
しかし、背に腹は代えられません。
新規事業、作りたい。
どうやらオナホに詳しい痴女ではない。
じゃあ、なんでそんなことやるの?
理由はシンプル。
「勝つため」なんですよ。
極めて潔い。
そして
成功=
努力の質(世の中にニーズがあるもの)✕努力の量
という極めて簡単な数式が美しい。
P.63
「私にオナニーの相談をしたら、
 即答でその人におすすめのオナホを提案できる」状態、
 つまり「世界一オナホに詳しい人になる」ことを
 目指してリサーチをしていました。
P.94
当初は、「パーソナライズオナホ」として、
ZOZOスーツのチンチン版のようなものを考えていましたが、
自分のチンチンのデータを企業に送るなんて、
ターゲット顧客は抵抗あるだろうなと思ったので、
こちらの「育てるオナホ」にしました。
これ、めちゃくちゃ重要。
実は私の本「3か月で自然に痩せていく仕組み」の
企画も全く同じ戦略。
・今、売れているベストセラー本
・過去、ベストセラーになったダイエット本
これらを徹底的に読み込んで、一つ一つの要素を言語化、
最新のダイエット情報に私が持っている
事例と感情、ストーリを乗せました。
このいわゆる市場調査をしないってやばい。
国家試験で過去問をやらないぐらいやばいです。
副業、起業、新規事業、出版、
マーケティングについて学びたい方は必読書。
こういう潔い人、本は大好物です。

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