こんにちは。
withコロナを生きる、心と身体の整え方
野上浩一郎です。
8月が、もう少しで終わり。
今の時期になると思い出す事は夏休みの宿題。
計画性のない私は、いつもぎりぎりで
終わらせていた記憶があります。
その中でも特に嫌いだったものが
夏休みの敵『読書感想文』です。
なぜ、私が読書感想文を嫌いだったかと言うと
小学生の頃は活字が苦手ということもあり
まず本を読むことが苦痛。
そして今、思い返してみても
「読書感想文の書き方」って学校で教わりませんよね…
今の世の中、学校の先生が生徒を廊下に立たせたり
給食を食べられない生徒を居残りさせると
体罰と言われるそうです。
それなら
・書き方を教えてない宿題を強制して
・他人と比較、評価を下して
・出来ない子供は怒られる
読書感想文も精神的な体罰になっているのでは…
と私は思ってしまいます。
しかし、そんな読書感想文に苦しむ
子どもたちへの処方箋となる1冊が誕生!
『魔法の質問で「コトバの力」を伸ばそう 親子で取り組む作文教室』
著:山口拓朗
本著の中でも、文章を書けなかった子ども時代の自分が
これをやってもらいたかったなーと思うこと
そして将来、娘達に心掛けたいことを紹介します。
“P13
小学校低学年が書く作文に「良し悪し」などありません。
あるのは「個性」だけです。
その個性に、点数をつけることなど誰にもできません。
P16
自己肯定感の高低が決まる大事な時期に、
子どもの自己肯定感を下げる「呪いの言葉」を
かけている……そのことに親自身が気づいていません。
これは悲劇以外の何ものでもありません。
〜本著より引用〜”
子どもの発想力は素晴らしいです。
常識にとらわれてしまった大人には絶対には
絶対に出てこない世界が頭の中に広がっています。
私の3歳の長女は、お風呂に入っている時に
アンパンマンのメロディーに乗せて、
1日の出来事を歌ってくれます(笑)
そういう無限の発想を生み出す可能性を
「こういう文章が正解」という
大人の価値観で、奪ってしまうのではないでしょうか。
“P34
子どもの作文力を育む「親子インタビュー」のススメ
本来、自問自答は、(文字どおり)自分ひとりでするものです。
しかし、子どもが小さいうちは、親が適切にサポートして上げる必要があります。
〜本著より引用〜”
子どもは当然のごとく、インプット・アウトプットが少ないので
自分の思いや感情を言語化することには慣れていません。
しかし、一つ一つインタビュー形式で言葉を引き出すことができます。
これは考える力も養うことが出来ますよね。
“P54
作文初心者や、「作文嫌い」を患っている子どもは、
「自由に書きなさい」といわれればいわれるほど、
どう書いていいかわからなくなる、という傾向があります。
そのひとつの解決策として、文章テンプレートを提案します。
〜本著より引用〜”
テンプレートがあると、型にハマるかと思いきや
実は全く、そんなことはなく!
テンプレートは言葉を引き出すスイッチのようなもの。
きちんとした、テンプレートを教わっていないから
私のように自己流のダメテンプレートを使ってしまうのです。
今回は特別に私の読書感想文テンプレートを公開!
1.オープニング:ぼくは夏休みに〇〇を読みました。
2.登場人物:とうじょうじんぶつは◯◯と◯◯と◯◯と…
3.あらすじ箇条書き:◯◯がいました。◯◯になりました。◯◯でした。
4.エンディング:おもしろかったです。
読めたものではありません(涙)
山口さんは子どもが、中でも低学年に
書きやすいテンプレートには
「メッセージ型」
①メッセージ②理由③未来
と言います。
本著を読んで、娘に作文の宿題が出る日が
楽しみになってきました。
これらを駆使すれば、子どもは文章を書くことはもちろん
自分の心を言語化する能力が飛躍的に高まるでしょう。
さらに親子のコミュニケーションにもなり一石三鳥!
本著を読んで思うことは専門家の力。
私な過去、文章を書くことが苦手なスタッフの指導に悩んでいて
2年間ほぼ毎日、赤ペン先生のように
校正をしていましたが、なかなか上達せず…
そんな時、山口さんのこちらのアドバイスを実践したところ
そのスタッフは、なんと1ヶ月で文章力が飛躍的に向上したのです!
私の2年間の努力は!?(涙)
専門家は、その分野に膨大なお金と時間と労力
そして愛情を注いでいるのです。
「餅は餅屋」、「文章は文章の専門家」に頼りましょう。
良書をありがとうございました。
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