書店を見回すと、エビデンス本が多い。
◯◯大学の研究では◯◯人の被験者が、
〇〇を実践したところ◯◯％のなんたらかんたら…
今後はこういうコンテンツは
AIさんにお任せするとして。
最近、読み物として興味があるのは
誰もが経験しているけどエビデンスなんてない。
でも確実にこういうのあるよね！
みたいなもの。
たとえば
「ちょっとした本や友人の言葉一つで
見える世界がガラッと変わる」
「仕事のステージが変わる時に
周りの有形無形のものが次々と壊れる」
「今まで執着していたものを手放すと
大きなものが手に入った」
私も、ここ数年でたくさん経験してきました。
その経験や感情が腑に落ちる１冊がこちら。
今日のオススメ本！
■潜在意識とつながる超実践法
全部叶う「新しい私」の教科書
■KIKO (著) キ コ
■大和書房 (2023/4/22)
ロジカルな解説がわかりやすいと大人気の
現実主義スピリチュアルカウンセラーKIKOさん。
対してスピ能力持ってそうに見られるけど、
全く持っていない私にも刺さる解説。
特に印象に残ったところがこちら。
P.28
ブロックを一気に外すために必要な『バンジー』
『バンジー』というのは、今までブロックのせいで、
怖くてできなかったことにチャレンジすること。
中略
なぜバンジーがブロックを外すのに一番効果的かというと、
潜在意識が一気に変わるのは「体験」したときだからです。
実際に体験して、頭ではなく身体で
「恐れていたことは起こらなかった」
「怖がらなくていいんだ」と
気づくことで、一気に書き換えが起こるのです。
私、これを3年前にやっていました。
治療院業界の師匠の下を卒業して5年が経った頃。
あまりにも師匠が周囲の人へのマウントと
課金強制がひどいため、
Yesしか言わなった弟子の私が
初めてNoを言う決断をした時でした。
心臓バクバクで手紙を書きました。
【手紙の内容一部抜粋】
本当にお世話になった、恩を返したい方の周りから
人が離れている状況でも、◯◯先生は正しいです！と担ぎ上げて
裸の王様にする事が師弟関係なのでしょうか。
義なのでしょうか。
私はそんな時に傍観者でいるように◯◯先生から
育てられた覚えはありません。
このような手紙を送った結果、
一撃で破門！
頭が真っ白になりました。
しかし、そこで自由を手にした私。
治療院業界を飛び出して勝負をしたかったので
ダイエットビジネスを起業。
その後、ダイエットプログラムが
「3か月で自然に痩せていく仕組み」へと
書籍化されてベストセラーになったのです。
師匠との出会いで
人との関わり方が分かり
まともな人生が歩めるようになった私。
生涯をかけて恩返しをしようとしていたので、
師匠がいない人生なんて考えられないと
当時は思っていましたが。
実は、そんな大したものではなかったのです。
※もちろん今でも師匠を恨んではおらず、
感謝の気持ちは変わりません。
また、最近意識していることはこちら。
P.44
心が広いわけでも優しいわけでもなく、
内心はただ、怒りを抑えていただけでした。
そこで嫌なことは嫌と言ってみよう、
というところからスタートしました。
30代まで人間関係が上手くいかなかった私。
今は人付き合いができるようになっていたのですが、
周りの人たちに気を遣いすぎていたことに気付きました。
そうなると、誰かの心に波風を立てることもないが
誰の心も動かすことができない
つまらない人になっていたなと。
最近は陰キャ、人見知りを隠さず
断る時は断ります。
本著の魅力は
感覚的なものの定義、言語化。
著者がどの専門性で言語化するかが
本というものの魅力です。
KIKOさんの場合はロジカルに
スピリチュアルな言葉で解説されるのですが。
これって、その専門性だけではなく
その周辺にある心理学やコミュニケーションを
広く深く学んできた積み上げがないと
絶対に創れない世界線なんです。
こういう感性豊かだけど分かりやすく
翻訳して世界を広げてくれる文章は大好物。
Mifuyu Ando さんの『ノウイング』と
合わせて読みたい。
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