ドリームプラン「深い愛とエゴ」

今日のオススメ映画!
『ドリームプラン』

監督
レイナルド・マーカス・グリーン
出演
ウィル・スミス, アーンジャニューエリス, ジョン・バーンサル他

世界最強のテニスプレーヤーとも称される
ビーナス&セリーナ・ウィリアムズ姉妹。

姉妹の実父、リチャードは
テニス未経験にも関わらず、
独学でテニスの教育法を研究し、
78ページにも及ぶ成功への計画書を作成。

誰もが驚く常識破りの
“ドリームプラン”を実行した。

タイトルを見ると、
同じくウィル・スミス主演の『幸せの力』のような
サクセスストーリーと思いきやミスリード。

エンドロールで現代を見て納得。

「キング・リチャード」
キング=王様には、二人の女王を育てた
リチャードへの敬意と共に、
自身の「計画」を妄信し、
偏った愛とエゴで傍若無人に振る舞う彼への
揶揄も含まれているのかと…
しかし、根幹にあるのは娘たちの
人生を考えた愛。激しめですが(笑)

印象的シーンは、試合に勝って
浮かれる子どもたちに対し、
謙虚さがないと叱責するリチャード。

思い出すのは昔、空手の試合会場でよく見た光景。

試合に負けた子供が、感情的な親にバシバシ叩かれている。
(こういう子供は襟足伸ばされがち)

しかし、勝ったら褒められる、チヤホヤされる。

感謝や謙虚さとは対極の世界でクソガキの完成ですよ。

また、試合に勝ち続けていたビーナスを
全く試合に出させないようにする。

その理由は親やコーチのエゴに支配され、
燃え尽きてしまった選手が大勢いるということ。

「それ、誰のための指導ですか?」
テーマである「常識を疑え」
・みんながやっている練習方法が最善のものか。
・プロになるルートは一つしかないのか。

リチャードは自分で考えて、相手が誰であろうと
軋轢を避けることはなくぶつかっていくのです。

そのタフさが培われたのは幼少期の劣悪な環境、
人種差別か関わっているのかと。

大きな結果を出すためには
「偏り」「極端」も必要。

ドリームプラン(字幕版)
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