一流の人は知っている ハラスメントの壁〜あなたは絶対にハラスメントをしていないと言い切れますか?〜

こんにちは。
withコロナを生きる、心と身体の整え方
野上浩一郎です。

今日のオススメ書籍

■一流の人は知っている ハラスメントの壁
■著: 吉田 幸弘
■ロングセラーズ (2021/3/23)

独立をすると上司がいなくなり、
厳しいことを言ってくれる人が極端に減ります。
私はもともと、コミュニケーションが苦手な方。
自分自身が気付かずにハラスメントをやっていないか
心配になって手に取った1冊。

「境界線は信頼関係」とありますが、
本当にその通りだと思います。
そして、その共感線は日々の言葉やコミュニケーションの
積み重ねで少しずつ動くものだと思います。
もし、無意識にハラスメントをやっていたら…
文字通り無意識なので本人には直しようがありません。
 
ハラスメント本の多くは法律関係の方や
カウンセラーの方が書かれている内容が多く
実例にリアリティを感じられないものもあります。
本著は現場のリアル、パワハラを受けた側だけではなく
パワハラをしてしまっていた側の心境も
書かれているので参考になります。
気付かず、やってしまっている「ハラスメントあるある」
私は何度もハッとさせられました。
一つ一つは小さなことかもしれません。
しかし、私はすごく大切なことだと思います。
せっかくのご縁で一緒に働くことになったスタッフ、
これからもっと気持ちよく楽しく仕事ができるように
マネジメント力を磨いていきます。
良書をありがとうございました。

特にグッと来た言葉の数々がこちら。

P.22
ハラスメントかどうかの境界線は、
相手側にあるということです。
境界線のポイントは、「信頼できる上司かどうか」
ということです。
逆に信頼できる上司であれば、ハラスメントにならないということですから、
過敏になってはなりません。
腫れ物に接するようなコミュニケーションをとる必要はありません。

P.28
部下に何も注意しない上司は一見、
優しいと思われるかもしれません。
しかし、これは本当のやさしさではありません。
むしろ、修正すべき点は指摘してあげる。
そのほうが部下の将来を考えるとやさしい上司です。

P.33
「だけ」をつけると、他が最悪ととられる危険性があります。
絶対に使ってはいけないパワハラワードです。

P.41
「私の記憶違いかもしれないけど」
「念のために確認だけど」と相手を責めない言い方にします。
相手もその思いやりに好感を持ちます。
中略
みんなの前で間違いを指摘するのは
「俺のほうが正しいんだ」という優越感の現れです。
相手にとっても恥をかかされたと信頼をなくします。

P.54
上司のちょっとした叱責をパワハラだと騒いで
逆に脅すケースも増えています。

P.88
常に人の話を奪わない、相手の気分を害するような
否定意見を慎むようにすることです。
相手の勧めに対し、よく聞きもせず、別のものを
勧め返すというのは、「私はあなたの勧めるものに対して
興味がありません」つまり、あなたに興味がありません」と
言っているのと同じような意味です。

P.105
文書に対してのハラスメントを
「テクスチュアル・ハラスメント」と言うそうです。
稚拙な文書が出てくると、確かに怒りたくなるかもしれません。
受けた側からすると、読むのに時間がかかっています。
しかし単に否定するだけでは何の解決にも至りません。

P.107
まずはねぎらう
この文書を作成したり、企画を考えたりするのに、
部下も時間がかかったのは間違いない事実です。

P.136
「Oさん、チームがピンチなんだよな。どうしたらいいだろうか?」
まさに相談です。
命令形式を相談形式に変えてみると、言われたほうも
「頼られているな」と感じます。

P.143〜144
「君ならできると思っているから、任せたんだ。報告さえしてくれれば
 結果の責任はこちらが負うから」
中略
責任は軽減するが、ゼロにしてはいけないということです。

P.159
「性善説」でも「性悪説」でもなく
「人は弱いもの」ととたえ、一人でいると
つい流されてダラダラしてしまう
「性弱説」で考えればいいのです。
リーダーも部下も弱いものと考えるのです。

P.175
自分に厳しい人は周りの人に対して
厳しい態度で臨んでいることがほとんどです。

P.181
リーダーは「判断力」と「平常心」があれば、
バカにされることはありません。

P.195
ITスキルが低い者に対して行う
テクノロジー・ハラスメント(テクハラ)と
呼ばれるハラスメントがあります。

P.211
そもそも女性は物事を「わからないまま進める」
ことに抵抗を感じます。
仕事でも間違ったことをやっていないかを非常に気にします。
勝手に進めることで後でトラブルになる
リスクを避けたいのです。

■一流の人は知っている ハラスメントの壁
■著: 吉田 幸弘
■ロングセラーズ (2021/3/23)

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