ノウイング「結晶化した著者の感性」

治療家あるある。
「あの患者さんどうしてるかなー」と
思い出したり、カルテを見たりすると
突然その患者さんが来院。

経営者あるある。
「ステージが変わる時に、
 身の回りのものが次々と壊れる」

私は出版が決まる前、私の周辺の家電が
次々と壊れていきました。
ずっと仲が良かった実家の母や兄と
ケンカをするし人間関係も散々。
※家族との関係は今は修復しています。

そんな、よく聞く「あるある」に
エビデンスがあるのかと言うと…

全くなし!

それでも、こういう誰もが経験している
不思議な感覚ってありますよね。

そんな感覚的なものを
キャッチした書籍がこちら。

今日のオススメ本!
■ノウイング
■アンドウミフユ (著)
■サンマーク出版 (2022/5/27)

著者はノマドの先駆け、
あの「情熱大陸」にも出演した
ミッフィーこと安藤美冬 さん。

自分がこれから歩んでいく未来、
自分がこれから生み出す世界を
「すでに知っていた」という感覚。

そのように未来に起こることを、
あたかもすでに体験したように〝知っている〟こと。

その感覚を本書では、〝ノウイング〟
という言葉を用いて表現しています。

P.144
その人に対する苦手意識の正体は、
私が自分の人生で次のステップに行く準備が
できていないことに対する「怖れ」だったのだと、
やっと理解できたのでした。

起きている現象、その前後にある感情や感覚。

それらを言葉で紐解いていくと、
自分自身が感じているものの理由が解ります。

最近はエビデンス重視の本が多い。
しかし、もっと一人一人の感情、感覚、
体験、物語がフォーカスされても良いのでは。

P.215
“ノウイング”という魂の感覚、おそらくすべての人類に
備わっている強く美しい感覚を、
具体的なコンテンツとして本にする作業は
とても労が多いものだったと思います。

この感覚的なものを本というコンテンツに
結晶化した作者の感性に脱帽。

こういう本も増えると、出版業界が盛り上がりそうです。

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