長く読み続けられるものは原則的に変わらず、
時代に影響されることなく再現性が高いものが多いです。
近年、孫氏の兵法のように
宮本武蔵の「五輪書」をアメリカのトップビジネスマンたちが
愛読しているそうです。
しかし、こういう本の共通点は
原典、翻訳本は「とっつきにくい」
ピッタリの1冊がこちら。
著者、大浦敬子先生のお父様は宮本武蔵の二天一流の師範。
武蔵の書いた「五輪書」を敬子先生の視点も交え現代人にも伝わりやすく書かれています。
特に印象に残ったことは
武蔵が勝ち続けるための負けない準備。
P.137武蔵が勝ってきたのは、ただの一度も偶然ではないことに気づかされます。戦いに挑む前から、実に緻密な設計をして臨んでいるのだとわかります。
ここに私たちが学ぶことは
「自分がいまどういう状況に立っているかを、常に判断する」
ということだと思います。
成功パターンは人それぞれ。
しかし、多くの場合失敗パターンは共通しているのではないでしょうか。
また、私の身の回りの経営者でも勝ち続けたことで慢心して、
滅んでしまった人を見てきました。
そして、武蔵が書く内容は
さぞストイックな内容かと思いきや
P.188一瞬のスキも許さないような厳しさのある武蔵だったら、同じあやまちをくりかえすなんて言語道断!と切り捨てられそうな気がするところを、「二度までは、まあ、いいぞ」と言ってくれているのです。優しくないですか?
意外と優しい。
しかし、三度以上繰り返すならPDCAが回っていない。
無駄な努力をしている、という
物事をシビアに視ていたことが分かります。
武蔵がどのように勝ち続けてきたのか。
負けないたまの準備をしてきたのか。
知りたい方には是非、読んでもらいたい1冊です。
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